フランス パリ中心部にある観光名所「ノートルダム大聖堂」で大規模な火災が発生したという衝撃的なニュースがありました。
火災の発生から10時間ほどで火は消し止められたようですが、尖塔が焼け落ちたほか、屋根の半分以上が崩れ落ちるなどその被害は甚大です。
なかでもステンドグラスで作られた「バラ窓」が損壊してしまったことに対する悲しみの声が大きく聞こえています。
そこで今回は損壊したステンドグラスは修復できるのか?その費用はどれくらいなのかをまとめてみたいと思います。
火災で損壊したステンドグラスはどこ?
今回高熱で爆砕し大きく損壊したのは南側のステンドグラスのようです。
ノートルダム大聖堂の3枚のバラ窓(ステンドグラス)
・北面のバラ窓は無事(画像1・2枚目。1枚目は消火後の写真。細かな損傷は不明)
・大小ある南面のバラ窓は火災の高熱で爆砕(画像3枚目)
・パイプオルガンの後ろにある正面(西)のバラ窓も写真が無いので確定ではないがパイプオルガンと共に無事との報道 pic.twitter.com/5PlfeQxZ9k— 鳥@FGO (@FGO0TM) April 16, 2019
明確な画像がなかったのですが、ステンドグラスが壊れてしまったのは間違いないようです。
ノートルダム大聖堂にはおよそ170ものステンドグラスがあるので細かいものも入れるともっと多いでしょう。
私は一度も見たことがなく、いつか見たいと思っていたので非常に残念です…
火災で損壊したステンドグラスは復元できる?
美しく繊細なステンドグラスの復元はできるのでしょうか?
ステンドグラスは12、3世紀に作られたもので、鮮やかな発色をするために今では使用が禁止されている「劇薬」が使われているそうです。
特に「青」の再現はほぼ不可能と言われているとのこと…
しかし、実際に大聖堂の修復をされている方によると、記録があれば修復できるとのコメントもありました。
仏北東部ストラスブールの大聖堂の修復を手掛けるルーブル・ノートルダム財団のフィッシェー会長はAFPに対し、「損傷は甚大で、再建には数十年かかるだろう」と指摘。「ステンドグラスなどに関するデジタル記録が残っていることを祈る」と述べ、記録があれば修復は可能と説明した。
デジタル記録がどういったものなのか分からないのですが、色の再現をするための薬品の配分とかなんでしょうか…
火災で損壊したステンドグラスの修復費用は?
ステンドグラスの修復にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか?
現時点では費用の総額すら明らかになっていませんが、そもそもノートルダム大聖堂は修繕中で、その修繕費には1億ユーロ以上が必要だったようです。
今回は全壊に近いですから、10億ユーロ…もしかして100億ユーロ(1260億円)くらいはいくかもしれません。ちょっと想像もつかない金額です(;´∀`)
まとめ
ノートルダム大聖堂の火災で損壊したステンドグラスについてまとめました。
損壊したの3面のうち1面のみだったのが不幸中の幸いでした。
完全な復元は難しいかもしれませんが、なんとか修復してほしいと思います。
大聖堂の再建についてはフランスの大富豪たちが寄付の声明を出していますが、数億ユーロでは全然足りないでしょうね…
日本からでもそのうち寄付ができるようになるはずなので、また追記したいと思います。
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