お盆をマンションで過ごすには?迎え火・送り火のやり方!

2020年の夏も新型コロナウイルスの感染が収束しておらず、お盆に帰省しないという方も多いと思います。

帰省できなくても自宅のマンションやアパートでご先祖様の霊をお迎えして供養あげたいですよね。

でも、家の中はもちろん、ベランダなどで火を炊くのはとても危険です。

 

そこで、お盆をマンションで過ごす時に迎え火・送り火をする方法や、準備するものについてご紹介したいと思います。

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お盆の迎え火・送り火の意味は?

お盆にはご先祖さまの霊を家に迎えて供養します。

霊をお迎えするときには「迎え火」、送りだすときには「送り火」を炊きます。

 

なぜ火を炊くのかというと、ご先祖さまの霊が迷わずにこちらの世界にきて、そして迷わずに帰っていけるようにですね。

 

昔はお寺のお坊さんにお経を唱えてもらい、持参した盆提灯に火を灯し、これを持ち帰って仏壇のロウソクに灯していたそうです。

現在ではこのような形式はほぼ行われておらず、家で迎え火を行うのが一般的です。

マンションの場合はぼんちょうちn

火を炊くのが難しいマンションやアパートなどの集合住宅では、火の代わりに「盆提灯」を飾れば大丈夫です。

ご先祖様の霊が迷わないための目印であればよいのですから、火の代わりに明かりでも大丈夫なんですね。

 

盆提灯を飾る場所ですが、家の中だと目印としての役割は果たせないですよね。

玄関やベランダ、窓の近くに飾るのがおすすめです。

 

盆提灯は吊るすタイプや置くタイプがあるので、飾る場所を決めてから選ぶほうがいいですよ。

今はオシャレな盆提灯もたくさんあるので、お盆の時限定で使うのではなく、インテリアとして日常的に使えますよ^^

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お盆の迎え火・送り火に必要なものは?

火を炊けなくても盆提灯を飾ればOKというお話をしましたが、迎え火・送り火にはほかにも必要なものがあります。

※必ず必要というわけではなく、あくまで「供養する気持ち」が大切なので、参考までに見てみてくださいね。

精霊棚(しょうろうだな)

出典:本覚寺

一般的に、ご先祖様の霊をお迎えするときは仏壇の前に「精霊棚(しょうろうだな)」と呼ばれる祭壇を作ります。(宗派によって異なります)

小さなテーブルなどに白い布やゴザをかけて簡易的な棚を作ってもよいでしょう。

 

ホームセンターには精霊棚を簡単に作れる「盆棚セット」が売っているので、利用してみてもいいと思います^^

お供え物

精霊棚に季節の果物や、故人が好きだったものをお供えします。

 

ナスやきゅうりで牛や馬を模した乗り物をお供えすることは有名ですね!

馬は少しでも早く帰ってきてもらうため、牛はゆっくり戻ってもらうために飾ります。

 

他にもほおずきや笹竹、キュウリやナスを賽の目(四角形)に切った「水の子」を供える場合もあります。

 

こちらもスーパーなどでお盆セットを売っているところもありますよ^^

お盆をマンションで過ごすには?迎え火・送り火のやり方!まとめ

まとめ

  • マンションなどの集合住宅では火の代わりに盆提灯を飾る
  • 飾る場所は窓の近くなど目印になるような場所
  • 精霊棚やお供えはできる範囲で準備する
  • 大切なのは「供養する気持ち」!!!

お盆は大切な故人と向き合う日。

帰省できなくても、なんらかしてあげられるとよいですね。

 

もし何もできなくても、家族みんなで手を合わせて、お世話になった故人に近況を報告するだけでもいいと思いますよ!

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