三種の神器はレプリカだった!?儀式で鏡がない理由は?

ついに令和時代がやってまいりました!

5月1日、皇居宮殿で行われた「剣璽等継承の儀」を以って、新しい天皇陛下が即位されました。

儀式では「三種の神器(さんしゅのじんぎ)」が継承されましたが、3つの神器のうち、草薙剣(くさなぎのつるぎ)と八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)しか出てこなかったことを不思議に思った方も多いのではないでしょうか?

もう一つの神器、八咫鏡(やたのかがみ)はなぜ儀式に出てこないのか?また、儀式に使われている神器は実はレプリカだったという驚きの事実が判明しましたので合わせてご紹介します!

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三種の神器とは

まずは基本的なことをおさらいしましょう。

三種の神器とは、皇位の象徴とされる「」「」「」のことです。

日本神話において、天皇の祖先とされている瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が、天照大御神の神勅を受け日本の地に降臨しました。

その際に天照大御神から授けられた「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」「草薙の剣(くさなぎのつるぎ)」「八咫鏡(やたのかがみ)」を三種の神器といいます。

八尺瓊勾玉は慈悲深さを、草薙の剣は勇気や武力を、八咫鏡は知恵を象徴していると言われています。

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2019年4月24日

儀式で使われる三種の神器はレプリカだった!?

三種の神器のうち、「玉」はこの世に一つしかありませんが、他の二種は二つあり、別々の場所に祀られています。

鏡と剣は二つ存在する

草薙の剣と八咫鏡は、本物と形代(かたしろ、わかりやすくいうとレプリカ)が存在します。

草薙の剣と八咫鏡の本物は、それぞれ愛知県の熱田神宮と伊勢神宮の内宮に祀られています。それ以外は皇居にあり、歴代天皇に受け継がれています。

つまり、継承の儀式で使用された三種の神器は、八尺瓊勾玉以外はレプリカだったということになります。

ただしレプリカといっても神の御霊が宿っているとされており、一般的にイメージするような偽物というわけではありません。

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儀式で鏡がない理由は?

歴代天皇に受け継がれる三種の神器は全て皇居にあるはずですが、儀式では八咫鏡が出てきません。

その理由は、八咫鏡は宮中三殿の賢所のご神体とされており、動かすことができないからです。

八咫鏡は天照大御神が宿っているともされており、三種の神器の中でも最も重要な神器と考えられているそうです。レプリカといえど外に出せないのも納得ですね。

まとめ

  • 三種の神器のうち「剣」と「鏡」にはレプリカがあり、儀式に使われるのはレプリカの方である
  • 鏡が儀式に出てこないのは、ご神体とされていて動かすことができないから

三種の神器は天皇陛下でさえ本物をみることができないそうなので、一体どのようなものなのか気になるところです。

伊勢神宮や熱田神宮へ参拝にいった際は、そこに三種の神器があるということを思い出してみるといいかもしれませんね。

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