関東ではようやく梅雨が明けるかというところでしたが、日本列島の南に新たな熱帯低気圧が出現し、台風6号(ナーリー)となりそうです。
東海・関東地方に接近する進路となるとなる見込みです。
今回は、台風6号(ナーリー)の進路ついて、「気象庁」「米軍」「ヨーロッパ中期予報センター」の進路予想をまとめていきます。
また、アニメーションも交えながら関東上陸日や被害予想もしていきますので参考にしてください。
目次
台風6号(ナーリー)のたまごが発生
7月24日、日本の南の海上で発達中の熱帯低気圧が台風6号(ナーリー)となり、小笠原諸島に接近する見通しだと発表されました。
27日から28日にかけて、東日本の太平洋側に接近し、関東では天気が荒れる可能性があるとしています。
26日6時の実況
大きさ | – |
強さ | 熱帯低気圧 |
存在地域 | 潮岬の南約550km |
中心位置 |
北緯 28度40分(28.7度),東経 136度55分(136.9度) |
進行方向、速さ | 北北西 20km/h(11kt) |
中心気圧 | 1006hPa |
中心付近の最大風速 | 15m/s(30kt) |
最大瞬間風速 | 23m/s(45kt) |
27日6時の予報
大きさ | – |
強さ | – |
存在地域 | 潮岬の南約100km |
中心位置 |
北緯 32度35分(32.6度),東経 135度40分(135.7度) |
進行方向、速さ | 北 20km/h(10kt) |
中心気圧 | 1002hPa |
中心付近の最大風速 | 18m/s(50kt) |
最大瞬間風速 | 25m/s(45kt) |
予報円の半径 | 110km(60NM) |
26日には中心付近の最大風速が25m/sとなり、暴風域を伴った台風となる可能性が高いです。
【7/26 9時】
少し遅れており、26~27日にかけて暴風域を伴った台風となる可能性が高いです。
【台風の風速による強さの階級】
中心付近の最大風速 : 強さの階級
・17m/s以下:熱帯低気圧。春一番などの季節風よりも弱く被害はほぼ無い。
・17~25m/s:ただの台風(暴風域なし)。油断は禁物で暴風警報も確認が必要。
・25~33m/s:ただの台風(暴風域あり)。暴風雨警報がでる可能性が高い。
・33~44m/s:強い台風。風圧でドアが開かなくなることも。外出は控える。
・44~54m/s:非常に強い台風。車が動いたり横転する可能性がある。
・54~60m/s:猛烈な台風。木造家屋が倒壊する可能性がある。
・60m/s以上:スーパー台風。多くの地域が浸水し、2週間近く水が引かないレベル。
台風6号(ナーリー)2019最新進路予想「気象庁」
7月25日 9時

出典:気象庁
まずは気象庁の台風6号(ナーリー)の最新進路予想を見ていきます。(7月25日6時時点)
現在は日本の真南を北に時速20kmの速さで進んでいます。
27日から28日にかけて、東日本の太平洋側に接近すると予想されています。
7月26日 6時

出典:気象庁
25日予報よりも若干西より、北北西に20kmの速さで進んでおり、27日6時頃に紀伊半島に接近する予報となっています。
関東含め東日本に接近するため、湿った空気が流れ込み26日から強い雨が降る可能性が高いです。
台風6号(ナーリー)2019最新進路予想「米軍」
7月25日 9時

続いて米軍JTWCの進路予想もみていきます。(7月25日9時時点)
気象庁の予報よりも若干東より、北北東を小笠原諸島に向けて進行していく予想となっています。
7月26日 9時
26日朝時点の米軍JTWCでは、
- 27日(土)に紀伊半島に上陸
- 27日(土)~29日(月)にかけて東日本を横断
と予想されています。(上の図では9時間の時差があります)
赤い点線に囲まれた部分が暴風域なのですが、関東地方全体が暴風域に入る予想となっています。
台風6号(ナーリー)2019最新進路予想「ヨーロッパ中期予報センター」
7月25日 9時

左が25日、右が26日の進路予想です。
26日にはかなり東海・関東に接近する予想となっており影響が出そうです。
台風6号(ナーリー)2019最新進路予想をアニメーションで!
風の動きをアニメーションで見てみましょう。
26日夜には東海地方の真南まで接近することがわかります。
台風6号(ナーリー)2019の関東上陸日はいつ?
現時点では関東地方へ上陸するのか、接近するだけなのかはわかっていません。
しかし接近することはほぼ確実で、関東地方への影響が出るのは週末の7月27日(土)~28日(日)であると予想されています。
米軍の予報によると、関東地方に上陸する可能性が高まっています。
- 27日(土)に紀伊半島に上陸
- 27日(土)~29日(月)にかけて東日本を横断
と予想されています。
上陸前からも台風が運んでくる暖かく湿った空気の影響で、26日夕方頃から東日本を中心に大雨になる可能性があります。
雨が強くなる前の26日中に、排水溝の掃除など雨への備えを済ませておきましょう!
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